サシニング娘。賛成論
1年も待った。
僕はこのアイドル史に残る(かもしれない)大きな論題に対して1年もの長い間、収まらないでいたことになる。だけど、何か…こう、上手く言うことも出来ずに黙っていた感もある。。。
「Get you!」を初めて聞いた時の1年前の自分のアカウントを振り返ってみれば、「サルゲッチュっていうゲームあったよな…」なんてサムいコメントをしていた。
今日は、なんだかうまく言えそうなので。いやでも、またサムくなりそうだけど。それでも言わないとやっぱり気が済まないので、こうやって書くことにした。
ことの発端は、
2016年、年末に遡る。
2017年1月25日(水)に発売されるAKB48の 8th ALBUM『サムネイル』に、 サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17) という名義で「Get you!」という曲が収録されるとニュースだった。
作詞はもちろん、AKB48側プロデューサーの秋元康によるもの。
このとき既にザワザワしていたものの、議論が白熱するのはこの先・・・
私たちが想像したよりも早く、この「Get you!」の音源はラジオで公表される。(2016年12月28日「AKB48のオールナイトニッポン」ーNMB48スペシャル)
そして、その音源が多くのハロヲタの逆鱗に触れることとなる。
- 先ず、「サシニング娘。」と今や20年続く伝統あるグループ名を雑に文字られたこと。「指原莉乃&モーニング娘。'17」と、モーニング娘。のいちファンである指原さんの名前が前に出ていること。
- 曲中では、美味しいソロはほとんど全部 指原莉乃さん が歌い、モーニング娘。’17のメンバーがコーラスと化していること。
- 2017年元旦からモーニング娘。に合流する13期にとって「モーニング娘。’17」としてより、「サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)」としてのCDリリースが先立ってしまうこと。←割ときつい
- そもそも、曲が気にいらん・・・ うんたらかんたら・・・
まーちゃん(佐藤優樹)筆頭に娘。のメンバーは、よそでのレコーディングが楽しかった、と溌溂としたコメントをあげていた気がするが、なによりハロヲタはAKB48のやり方が気に食わん。
僕らの大事なモーニング娘。がこんな扱いされて良いわけない!!
このような気持ちは僕も山々感じていた。
だけど、それも含め、アップフロントが決めたのだ。「敵国に安売りした・・・。」そう取られたとしたって仕方ないだろう。
その後、この議題の沸点は過ぎることとなるが、折角なので時系列で書こう。
2017年03月08日
モーニング娘。’17の『BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー』が発売された。
【初回生産限定盤SP】にのみ「Get you!」がサシニング娘。(モーニング娘。'17&指原莉乃)名義で収録された。
こちらは『サムネイル』に収録されたものと違って、モーニング娘。’17のメンバーが多くソロを歌っている。しかし、5タイプあった内、唯一BOXに含まれない【初回生産限定盤SP】。(つまり握手やチェキなどの接触系で売られない)マルコメさんによるタイアップが付いた「モーニングみそ汁」との兼ね合いもあり、申し訳程度の再構成は影が薄いものとなる。
2017年06月09日
『さしはらSHOW!!』(BSプレミアム『AKB48 SHOW!』が2016年の総選挙1位祝いとして放送)にて、指原莉乃さん独り生バンドを携え「Get you!」を歌唱。
この曲を指原さんだけで歌うことが可能であると明白となったものの、番組HPには「指原莉乃×モーニング娘。’17=サシニング娘。で収録したかったのですが、
なかなか、なかなか、この2組のスケジュールを詰めきれず。こういう形でこの曲が紹介できてよかったです。」という文面が掲載された。
そして、大型音楽番組で2015年あたりから頻繁に行われてた女性アイドルのコラボ企画が無い期間を経て・・・。
2017年12月10日
『第7回 AKB48紅白対抗歌合戦』にサプライズゲストでモーニング娘。’17が登場。初めてサシニング娘。としてのパフォーマンスが行われた。
モーニング娘。’17にとってアウェイ状態でのパフォーマンスとなったが比較的温かく迎え入れられたと聞いている。
余談かもしれないが、この翌日に僕の娘。の推しメンは卒業。サプライズゲストとしての登場でなければ見に行けたのに… と考えたファンも少なくない。(僕もある意味そうであった。)
2018年01月20日
BSスカパーにて『第7回 AKB48紅白対抗歌合戦』が放送される。
12月は忙し過ぎた我が軍のヲタクはここで初めてそのパフォーマンスの全貌を知ったことであろう。
さぁ、この文面の向こうのハロヲタさんはどうにかあのAKB紅白の映像を目にできただろうか?
バンドサウンド、カメラワーク、画面切り替えのタイミング、セット・・・僕はいつの間にAKB48のライブ映像を羨ましく感じるようになったか、と考えていた。
とはいえ、12月10日、僕の推しは声のコンディションが良くない中———翌日に卒業コンを控えている状態だった。前日、ソロコンと握手会を行った後でもあった。つまり事務所が卒業前にスケジュールを詰め杉・・・( ^ω^)
でも、映像を見ているうちに、彼女のアイドル人生最後から2番目の日の雄姿を48Gに預けてよかった、、、そう思うほどにいいライブ映像だったのだ。
天カメを回す、というだけ発想を頭の堅い事務所にいつになったらできただろうか?いや出来なかったな。
Juice=Juiceにバックバンドを付けてライブツアーを。ダサい衣装は止めて、芸術的な画面多めで皆を唸らせる映像をBlu-rayで、ハロコンのセットをもっと華やかに・・・いつ、追いつけるだろうか。
48Gの長年のこだわりがこんなにも当たり前になっていて気づかなかった。
2018年、アイドル史に何かが起こっている。
今日は今日とてTLでなんでこんなにみんなしてアイルネ(アイドルネッサンス)の曲をルネッサンスさせているのだろう、と思ったら、解散・・・
まじか・・・
肝心の48Gは、本日リクアワをやっていたようで、また新しいシングルの選抜が発表されたようだった。岡田奈々船長がセンターで僕は本当に嬉しい。素敵なメンバーが選抜に固定されだした。
それでも正直に言おう。僕の口から一番に滑り出した言葉は「弱っわ、」だった。
昨日は市川美織さんの卒業発表があったか。彼女は霊長類最強のアイドルだと何度も思ったのに・・・
つまり、何が言いたいのかというと、今年はアイドル界未だ嘗てない振るい落としの年となる。今年を乗り切るためには、他グループとの協力がないと先に進めないような気がするのだ。
先入観を捨て、いい技術や人材さえも分け合うに越したことはなかろう。
それをやってるのがラストアイドルだろうか?いや、あんな番組いまさらどんな兼ヲタが見るのだ。今は、現状ある自分のアイドルを愛でたいのだ。
今、この日本で一番権力を握るアイドルは恐らく指原莉乃だろう。彼女には「第2回ゆびまつり」実現に向けて精を出してもらいたい。
どんな時代にもアイドルは必要である。「ラストアイドル」はきっと”続く”アイドルだよな。
僕は、ただ、
アイドルが日本の音楽を引っ張る時代はまだまだ終わらないでいてほしいだけなのだ。