『推しが武道館いってくれたら死ぬ』に見る地方アイドルの現実と課題
2020年1月から BS-TBS系で放送されている アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』Twitterやってるアイドルオタク(ジャンル問わず)認知してる説。
ありえなくない。毎日の様にアニメのキャプ画像をTLで見かける。
コミックスは2016年から販売されているようだが、これまでマンガのコマをTLで見かけることは稀だったので、やはりアニメの影響力というのはすごい。
オタクとして主人公・えりぴよに共感し、さらに"理想のトップオタ"として相応しいその生き様に一種の”憧れ”も生まれるのかもしれない。視聴者にはChamJamのメンバー推しよりも圧倒的にえりぴよ推しが多いように思える。
しかし、いち地方アイドルオタクとして、アニメを見ていて何点か気になってしまう点があった。
・ChamJamの劇場ステージに巨大LED掲示板がある点。
→まず、全国探してもそんな地方&地下アイドルの専用劇場はないだろう。踊るメンバーの後ろに映像を映すとして、天井から吊るしたプロジェクターで投影するのが精いっぱいだろう。予算的にぎりぎりまたはすでに赤字なのに、全く採算が合わなくなりますよね。ホールクラスじゃないと電力会社にも文句言われてしまいそうだ。
・単独公演にざっと見て客が30~50人くらいいる点。
→これは、アニメ内のナレーションで「十数人」と言っていたので、作中でもすでに矛盾が起こってしまっている。断言しよう。首都圏を除く地方アイドル、お客さんの入り平均すると「十数人(10~20人)」で妥当だ。下手すりゃメンバーの生誕でさえこけることもある。そもそも単独公演を行えるアイドルも少ない。
・さくら祭りみたいなのは全国でやってるからまだ許せる。動物園イベントは、、、、
→地方アイドルの理想を描いた作品かと思って見てたのに。池田動物園でイベントしたアイドル、、、いたなぁ。。。モチーフなのかな、う~ん。
岡山と言えば、女優の桜井日名子ちゃんやPRODUCE101 JAPANでトップの座に輝き、JO1のセンターでデビューすることとなった豆原一成くん、今やトップ美容系(?)YouTuberの一人となった まぁたそ などを思い浮かべるのではなかろうか。
なかなかのアイドル大国なのかと勘違いしてしまうが、これが全く違う。
大都会岡山という土地は都会でアンケートを取った「移住したいランキング1位」だそうだ。瀬戸内気候に加え、地盤がしっかりしていることが知られている。
そして、アイドルオタク文化が根差さしてこなかった土地である。
それには、隣県のアイドル養成力、名産品が「桃太郎」しかないこと(名産とは?)など理由は様々ありそうだ。
唯一、岡山のアイドルイベントに一躍買っていたジョイポリスも閉店してしまったな。
古くからオタ文化の浸透しないところだったそうだが、駅前に大きなビックカメラがあり、アニメイト・らしんばんも撤退しないことからそこまで悲惨ではなさそうである。岡山市以外でもアニメの聖地となってる観光都市もあるようで、ある意味アニメオタクは少なくなさそうだ。
『推し武道』はChamJamの劇場のロケ地がスマイルホールなのもあって、岡山のロコドル・Sha☆inと被る点がある。
岡山のアイドルといえば、メイド喫茶を拠点としたハニーブランチというアイドルが数年前まで一番手だったように感じるが、Sha☆inも初期マーケティングの改変によって徐々に地元知名度はあがってきているのではないか。数少ないロコドルオタに詳しく聞いてみたいものだ。
1期のメンバーを7人選んで6人でプレスリリースが行われたことから、プロデューサーはリアル『推し武道』を狙っていたのかもしれない。
実際のところは、アイドル文化の根差さない土地・岡山の洗礼をうけたんじゃなかろうか。メンバーは固定メンバー2人がいる印象しかない。
オーディションを年中開催するも知名度の低さから応募者に恵まれているようでもなかった。2期の子がかわいくて、才能あるように感じたが。どこ行ったんだ。
う~ん。岡山で利益になるかならないかわからない活動をさせる高校生くらいの女の子たちを7人も集めろと言われると。なんか非現実的に感じてしまうな。。。
まあ、アニメのアイドルを現実に寄せすぎると『Wake, Up Girls!』のように逆に、(現実的になりすぎて)アニメなのになぜか見てて辛くなってしまうものになる。批判ではないのだ、あれはあれで好き。
だから、アニメ『推し武道』としてはこれが正しいと言えるし、モチーフがいることで作者も作画班も助かったのかなと思うので、結果として多数がハッピーになる方法が取られているだろう。
ただ、いち地方アイドルオタクとして、何か胸に引っかかってしまった。えりぴよはじめ、その周りのようにオタ活を頑張れているオタク(トップオタ含む)がSha☆inにはいるのかな。はい、部外者が余計なお世話ですね。十分承知なのでこれ以上はやめておきます。
冒頭にも述べたように、アニメの力はすごい。
アニメの認知度がアイドルのマーケティングに繋がりますように。
『推し武道』の成功を機に岡山のアイドル、ひいては全国の地下にいるアイドルに利益が還元されますように。
BRAND NEW MORNING って、サイレントマジョリティーのパクリなの!?〜MVを比較してみた〜
受験勉強の合間をめちゃめちゃ割いて書いていた記事があったので公開してみることにした。
以下全文がその内容である。
63枚目のシングル
「BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー」(2017年3月8日発売)より、
「BRAND NEW MORNIG」
のMV(https://m.youtube.com/watch?v=2Z-3jHbbcZU)が、
BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー(初回生産限定盤SP)(DVD付)
- アーティスト: モーニング娘。'17
- 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
- 発売日: 2017/03/08
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2016年4月6日発売
アイドル楽曲大賞では1位に輝いた
欅坂46のファーストシングル
「サイレントマジョリティー」
のMV(https://m.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8)
に似ているという意見をあちらこちらで見かけた。
私の気持ちを最初に言ってしまえば、
まるっきり、
なのだが、(こんなTwitterのノリで肖像権ガン無視して画像使っていいのかな)
ハロステEditでしか、見ていなかったし、そろそろ全編PVが出る頃と思い、
折角だ!わざわざ比較してみようではないか!と思い至った。
まぁ、結論は目に見えているさ。
比較1:メンバーの間を胸張って通る(Z)
二列に並んだの人の間をメンバーが胸張って通るシーン
これは、いけない。出来心で撮ったとしても、このシーンをPVにこんな遣っちゃ、やばいね。
国民の過半数(盛りすぎかw)が知る、サイレントマジョリティーを象徴する振り付けだからだ。
そして、よく見て欲しい。真ん中じゃなくて、両サイドで膝立ちしてるメンバーを。
右手を斜め下から心臓に当てている。
ただ胸に手を当ててるだけじゃない。ちょっと指の形にひねりがある。
これは、既に『サイマジョのポーズ』として語り継がれているものだ。
(チーム8の広島県代表が言ってるんだから間違いない。)
ソース→http://sp.yomiuri.co.jp/entame/ichiran/20160613-OYT8T50073.html
横山とかえでー(赤服2枚目)のように指を揃えて、胸に当てれば綺麗な羽のようにも見えなくはないが、
これがブランニューポーズと呼ばれることはなさそうだ。
比較2:照明が動きまくる(Ne)
比較2つ目にして、もはやしんどい…。
娘。のライトはハロプロがMVで使いがちなやつで、欅のはハリウッドとかで使われるようなやつじゃないかな。クレーン車みたいな高いとこから照らしてそう。(知らない)
GRでの無駄なエフェクト説明、ノーサンキューです。それをオタクが知ってどうするのだと毎回思うのですよ。。。こっちも時間かけてコンテンツを見てるわけであって。やるなら、モーニングみそ汁のドキュメンタリーでお願いしやす。
比較3:横一列の隊列(D)
比較1に加え、これもやばい。人数の多いアイドルがまっすぐ横一列になることは稀なのだ。(尾関はこっち見ないで)
けど、欅のほうが、撮り方が格段に上手いわけで。
スピードカメラで撮ったのかな。メンバーがしゅばばばば〜って映っていく。
ってか、ライブ盤を見てないから分からないが、比較1と比較3はブランニューの実際の振り付けと違うんじゃないだろうか?
前後の振りとの繋がりが見えてこない。
比較1と比較3のカットを混ぜたせいでどこまでがダンスカットなのか、素人目には分かりづらい…
めちゃくちゃ難しくてかっこいい振りがついているのに台無しだ。
あぁ、ここまで来て、ようやく敗因が分かったようだ。
赤い服を着せたことですら、「あちらとは別物ですよ」感を演出しているように見えてきてしまう。
それなら、こんなサイマジョ意識の紛らわしいショットを量産しないで欲しかった。遣わないで欲しかった。
比較4:普通、アイドル曲の歌詞に「大統領」なんて入れてらんないっしょ?
まだ比較は残っておりまして。
「大統領」なんて言葉、普通アイドル曲の歌詞に入らないよね。
もー。わざわざ当て字にして入れるなや。
秋元先生がとっくの昔(約1年前)にサイマジョの2番の歌詞冒頭に入れておる。
双方の「大統領」が違う人なのは私にだって分かる。
だけど、
「新たなるカルチャー 新たなる音楽」
の次に「新たなる大統領(トップ)」がくる感じが私にはわからない。
実は、サビの「ディスるより褒めてあげたい」も「あげる」に引っかかっていけない。
他にも色々引っかかるし、この曲の歌詞はあまり好きじゃないかな。
比較おまけ:じゃあ、PVのYouTubeのキャプ画はどうなの?
メンバー小さすぎ。横文字のタイトルなのにわざわざ英訳する癖で2回も書いちゃって文字多すぎ。意味ないんだよな~
小学生とおじいちゃんがスマホで再生しない画。
ってか、ハロプロこういうの多すぎて、写真だけじゃ何のPVか分からなくなってる。
ぱっと見、気まぐれプリンセスかHelp meに見えたよね。
センスが感じられる。
サムネなんて制服と平手が分かれば十分すぎ、だ。
BRAND NEW MORNINGに関しては、
ファンが独自で上げたり、先に上がってたハロステEditを切ったりしたやつ(これもファンが上げている)のほうが見栄えがいいし、
何より新メンバーを分かりやすくしたことで、ちょっとだけしかモーニングを知らない人も、「こんな子可愛い子いたっけ?」みたいなノリでクリックすると思う。
13期加入を既知のヲタクでも、動画読みこむまでの間、かえでーや横山のキャプを押すほうがワクワクするのでは?
実は、叩きたいとは思っていないのだ。
なんだかんだ、ものを作る人をみんな尊敬する。MVを作るのに丸1日以上かかったりすることも知っている。
だけど、こうやって検証企画を考えてしまう時点で、これを読んでくださる方の目には、やっぱり、そう映るんだろうな。
だから、
私のヲタ活の根本にある理念は常に「アイドル界の第一党はハロープロジェク党であるべき」なのだけは、言っておきたい。
わかる人だけに分かればいいが、かなりハロプロに寄せて書いてしまった。
まぁ、そうでない現状が、今日までこうやって続いているのが事実だが。
アイドル界、2017年2月、現在のTOPは…
まぁ、視点は色々あると思われるが、
坂道グループだろう。
なんて言ったってまだまだ好感度が高い。
特に、欅坂が本格始動した2016年の功績が大きい。
清楚系・乃木坂に飽きれば、反アイドル系・欅坂に乗り換えることができる。
ただ、、、
2017年の時代、日本人の目に生えるのが印象派の坂道グループなだけであって、
極端に言ってしまえばキュビズムみたいなハロプロは時代にあっていないだけかもしれない。
ハロヲタという生き物は、意外にも、現場では(カラフルな見た目に反し、)なかなか落ち着いているのだ。
しっかし、日本人っぽく、何か気に喰わんことがあったらネットにすぐ書き込む。Twitterは身バレしやすいから、匿名掲示板にね。
だから、何でもスマホで調べてしまう現代っ子が、もし、ちょっとでもいいと思って「モーニング娘。 新曲」とググったとしたら、末路。
新曲についてディスれるだけディスった、今日の私が意識している人のブログが一番に現れ、続いて偉そうな口振りが並ぶ掲示板まとめが現れ…
その現代っ子はきっと、もう二度と娘。に寄り付かないだろう。
偉そうな口振りを1回書き込むにつけ、それとは別でフォルダ内の推しの可愛い1枚を挙げる制度でもとったらどうだ。
今はちょーーっとだけ、センスプさんに翻弄されてるが、乃木坂さんや欅坂さんを調べたほうがよっぽどいいものが見れる。
まぁ。坂道ヲタなんてハロヲタからしてみれば、クラスのイケイケグループのメンバーのようなもんなのだ。
100年後の未来のことなんて分からない。
それに、アイドルの人気変遷は激しい。
「モーニング娘。'〜」が西暦下二桁表示にしてしまったことがアイドルというものが100年もの時を超える無謀さを表しているが、
100年後までにはハロプロが再評価を受ける未来が来るかもしれない。
100年生き延びる?余裕だろ!!
うん。芸術的かどうかで判断するのは難しい。
外国の方から見たら、サイマジョの衣装より、赤赤した衣装のほうがクールなのかもしれないし。
そろそろ、結論を出しましょう。
モーニング娘。'17の
BRAND NEW MORNINGは、サイマジョの
パクリではありません!!!!
現代では、サイマジョのほうがずっと情が分かりやすくて、クールに見える芸術でしょう。
ダンスは経験の多いモーニングのほうがずっと難しいくて凄いのに、その良さを活かし切れていないよ!
以上!
追記:モーニング娘。'17の新曲はダブルA面シングルです。「BRAND NEW MORNING」と「ジェラシー ジェラシー」!!
私は、「BRAND NEW MORNING」の冒頭から繰り返されるシンセサイザーのラインが好みじゃないため、好きな曲と分類しておりませんが、
後者の「ジェラシー ジェラシー」は神曲極まりない(簡単に言えば、キャッチーで、リッチーで、ファブュラスな)ので、こんなダサいブログ読んだ口直しにでもお聴きください。
https://m.youtube.com/watch?v=XdV88f-OxCA
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サシニング娘。賛成論
1年も待った。
僕はこのアイドル史に残る(かもしれない)大きな論題に対して1年もの長い間、収まらないでいたことになる。だけど、何か…こう、上手く言うことも出来ずに黙っていた感もある。。。
「Get you!」を初めて聞いた時の1年前の自分のアカウントを振り返ってみれば、「サルゲッチュっていうゲームあったよな…」なんてサムいコメントをしていた。
今日は、なんだかうまく言えそうなので。いやでも、またサムくなりそうだけど。それでも言わないとやっぱり気が済まないので、こうやって書くことにした。
ことの発端は、
2016年、年末に遡る。
2017年1月25日(水)に発売されるAKB48の 8th ALBUM『サムネイル』に、 サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17) という名義で「Get you!」という曲が収録されるとニュースだった。
作詞はもちろん、AKB48側プロデューサーの秋元康によるもの。
このとき既にザワザワしていたものの、議論が白熱するのはこの先・・・
私たちが想像したよりも早く、この「Get you!」の音源はラジオで公表される。(2016年12月28日「AKB48のオールナイトニッポン」ーNMB48スペシャル)
そして、その音源が多くのハロヲタの逆鱗に触れることとなる。
- 先ず、「サシニング娘。」と今や20年続く伝統あるグループ名を雑に文字られたこと。「指原莉乃&モーニング娘。'17」と、モーニング娘。のいちファンである指原さんの名前が前に出ていること。
- 曲中では、美味しいソロはほとんど全部 指原莉乃さん が歌い、モーニング娘。’17のメンバーがコーラスと化していること。
- 2017年元旦からモーニング娘。に合流する13期にとって「モーニング娘。’17」としてより、「サシニング娘。(指原莉乃&モーニング娘。'17)」としてのCDリリースが先立ってしまうこと。←割ときつい
- そもそも、曲が気にいらん・・・ うんたらかんたら・・・
まーちゃん(佐藤優樹)筆頭に娘。のメンバーは、よそでのレコーディングが楽しかった、と溌溂としたコメントをあげていた気がするが、なによりハロヲタはAKB48のやり方が気に食わん。
僕らの大事なモーニング娘。がこんな扱いされて良いわけない!!
このような気持ちは僕も山々感じていた。
だけど、それも含め、アップフロントが決めたのだ。「敵国に安売りした・・・。」そう取られたとしたって仕方ないだろう。
その後、この議題の沸点は過ぎることとなるが、折角なので時系列で書こう。
2017年03月08日
モーニング娘。’17の『BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー』が発売された。
【初回生産限定盤SP】にのみ「Get you!」がサシニング娘。(モーニング娘。'17&指原莉乃)名義で収録された。
こちらは『サムネイル』に収録されたものと違って、モーニング娘。’17のメンバーが多くソロを歌っている。しかし、5タイプあった内、唯一BOXに含まれない【初回生産限定盤SP】。(つまり握手やチェキなどの接触系で売られない)マルコメさんによるタイアップが付いた「モーニングみそ汁」との兼ね合いもあり、申し訳程度の再構成は影が薄いものとなる。
2017年06月09日
『さしはらSHOW!!』(BSプレミアム『AKB48 SHOW!』が2016年の総選挙1位祝いとして放送)にて、指原莉乃さん独り生バンドを携え「Get you!」を歌唱。
この曲を指原さんだけで歌うことが可能であると明白となったものの、番組HPには「指原莉乃×モーニング娘。’17=サシニング娘。で収録したかったのですが、
なかなか、なかなか、この2組のスケジュールを詰めきれず。こういう形でこの曲が紹介できてよかったです。」という文面が掲載された。
そして、大型音楽番組で2015年あたりから頻繁に行われてた女性アイドルのコラボ企画が無い期間を経て・・・。
2017年12月10日
『第7回 AKB48紅白対抗歌合戦』にサプライズゲストでモーニング娘。’17が登場。初めてサシニング娘。としてのパフォーマンスが行われた。
モーニング娘。’17にとってアウェイ状態でのパフォーマンスとなったが比較的温かく迎え入れられたと聞いている。
余談かもしれないが、この翌日に僕の娘。の推しメンは卒業。サプライズゲストとしての登場でなければ見に行けたのに… と考えたファンも少なくない。(僕もある意味そうであった。)
2018年01月20日
BSスカパーにて『第7回 AKB48紅白対抗歌合戦』が放送される。
12月は忙し過ぎた我が軍のヲタクはここで初めてそのパフォーマンスの全貌を知ったことであろう。
さぁ、この文面の向こうのハロヲタさんはどうにかあのAKB紅白の映像を目にできただろうか?
バンドサウンド、カメラワーク、画面切り替えのタイミング、セット・・・僕はいつの間にAKB48のライブ映像を羨ましく感じるようになったか、と考えていた。
とはいえ、12月10日、僕の推しは声のコンディションが良くない中———翌日に卒業コンを控えている状態だった。前日、ソロコンと握手会を行った後でもあった。つまり事務所が卒業前にスケジュールを詰め杉・・・( ^ω^)
でも、映像を見ているうちに、彼女のアイドル人生最後から2番目の日の雄姿を48Gに預けてよかった、、、そう思うほどにいいライブ映像だったのだ。
天カメを回す、というだけ発想を頭の堅い事務所にいつになったらできただろうか?いや出来なかったな。
Juice=Juiceにバックバンドを付けてライブツアーを。ダサい衣装は止めて、芸術的な画面多めで皆を唸らせる映像をBlu-rayで、ハロコンのセットをもっと華やかに・・・いつ、追いつけるだろうか。
48Gの長年のこだわりがこんなにも当たり前になっていて気づかなかった。
2018年、アイドル史に何かが起こっている。
今日は今日とてTLでなんでこんなにみんなしてアイルネ(アイドルネッサンス)の曲をルネッサンスさせているのだろう、と思ったら、解散・・・
まじか・・・
肝心の48Gは、本日リクアワをやっていたようで、また新しいシングルの選抜が発表されたようだった。岡田奈々船長がセンターで僕は本当に嬉しい。素敵なメンバーが選抜に固定されだした。
それでも正直に言おう。僕の口から一番に滑り出した言葉は「弱っわ、」だった。
昨日は市川美織さんの卒業発表があったか。彼女は霊長類最強のアイドルだと何度も思ったのに・・・
つまり、何が言いたいのかというと、今年はアイドル界未だ嘗てない振るい落としの年となる。今年を乗り切るためには、他グループとの協力がないと先に進めないような気がするのだ。
先入観を捨て、いい技術や人材さえも分け合うに越したことはなかろう。
それをやってるのがラストアイドルだろうか?いや、あんな番組いまさらどんな兼ヲタが見るのだ。今は、現状ある自分のアイドルを愛でたいのだ。
今、この日本で一番権力を握るアイドルは恐らく指原莉乃だろう。彼女には「第2回ゆびまつり」実現に向けて精を出してもらいたい。
どんな時代にもアイドルは必要である。「ラストアイドル」はきっと”続く”アイドルだよな。
僕は、ただ、
アイドルが日本の音楽を引っ張る時代はまだまだ終わらないでいてほしいだけなのだ。
待つの ができないとき、こんなのってない
先日、SHINeeのキム・ジョンヒョンさんが亡くなった。
音楽を愛し音楽に愛される、グループ名に相応しいキラキラした人だった。
3年前、幸運にも友達にSHINeeのコンサートのチケットを取って貰って・・・そうだ、あの時は1万を超える高いチケット代を親が出してくれた。そんなの人生で最初で最後かもしれない。ドケチとして名高いうちの母親が、「SHINee見れるなんてそうそうないだろうから見てきなさい。」そう言っていた。
知らない人のためにSHINeeを日本のグループで言うとしたら、嵐だと思う。第一党のアイドル事務所に所属し、デビューから5人。メンバーチェンジなく添い遂げてきた。
しかし、5人揃ってのライブが難しかった近頃。不安も持ちつつ待ち続けたペン(ファン)のもとに、来年2018年ライブ開催の嬉しい知らせが。裏切らないアイドルこそがSHINeeだと思った。
こんな哀しいことあってはならないのだ。
戦争の次にアイドルの死は罪かもしれない。
天国でなんの柵にも縛られず幸せに歌っていて欲しい。
ほら、やっぱり、こんなこっち側の人間からの追悼の言葉が出てきてしまって少しがっかりするな。こっち側やそっち側、、、関係なくて好きなことができる世界でありますように。
もう誰の期待にも応えなくていい。ただ、ご冥福をお祈りします。
以下、「もっともっと頑張ります」というブログ(閉鎖済み)で掲載していた2017年2月19日の記事を転載する。
アイドルとは何か。
その答えを求め続けている。
初めは「アイドルヲタク」という自分のアイデンティティを探っていたに過ぎない。そういう時期だったのだ。
だけど、アイドルヲタクは「アイドル」ありきだと分かったとき、じゃあ、この「アイドル」とは何か?と考えると、もう、今の時代、曖昧すぎて困る。
創り手のプロデューサーは誰しも、何処かで一度は「アイドル」というものを定義していたが、これが実にバラバラで。でもそれは、アイドルが何万と存在し、消費してきた時代のせいにして。
ただ、一つ、言えることは、
「アイドル」とは何か、を探るうちに私は、更にアイドルが好きになっていたということ。
大変だな。宝物をまた沢山増やしてしまっただけだった。
今日という日は忘れられない一日になる。
夕方だった。遅くもあるが、LINEニュースにて、大切なものを喪ったことを知った。
信じられなかった。
いや、まだ信じられていない。
君は今日もどこかで幸せに・・・案外呑気に・・・
つい昨日まで元気だった人が急に亡くなってしまうことがあるのは知っている。他人が言うより何倍も遺族の悲しみが大きいことも。
でも、私はアイドルヲタクなのだ。
今までに味わったことのない味が身体中を巡っている。
それだけじゃなくて、私が勝手に他人じゃないと思っているだけかもしれないことも、そこに含まれている。
なんだか、そんなつもりはないのに勝手に広めてしまっているような。(だから、きっと、はてなブログのトップページで組まれている彼女の追悼特集に入ってしまう言葉を避けて、書き終えたんだろうな、と思う。)
脳に直接くる辛(から)過ぎて、酸っぱ過ぎて、いつまでも一定の喉まで詰まりが消えない。
アイドルとは、アイドルヲタクとは、その関係は、何なのか。
書いてしまえばまた、気持ちが落ち着かない。きっと僕の応援してきたアイドルだってその答えを知らない。
アイドルヲタクは普通の人よりも随分待つのが得意な生き物である。
例えば、長い長い握手列や物販列にならんで。
例えば、
ハロヲタ(ハロープロジェクトグループのファンの総称)がいくらでも待ち続けた例は沢山あって。復帰が約束されてなくたって、「待って欲しい」なんて一言も言わなくたって、いつまでもいつまでも待つのだ。待つ間も祝いの日にはブログの最後の投稿に、きちんとコメントを入れるし。
一般人の気楽さを知ってしまった女の子がどれくらいの確率で戻ってくるのか。客観的にみればかなり低い気もする。待つ間、心が折れそうになった時は、ヲタ同士で励まし合うようにする。
これは、ハロヲタの例だけに限らない。
アイドルヲタクという生き物は好き勝手生きてるように見えて、ハチ公以上の忠犬かもしれない。
でも、待つことができないとき。こんな前例はなかっただろう。
まだまだ受け入れられないし、なんていうのかな、脳が、理解できない振りをしていると、いうのか。
こんなのって、ないな。
こんなのって、ない。
涙は不思議と出ない。凍ってしまったのに近い。
哀しくある。ありすぎる。そして、
ただ、何にもしたくない。それは、特にだ。
こんなこと書いていては切りが無い。
信じたくない。
落ち着かない、そわそわ、ぞわぞわする。ざわざわする。
落ち着け方も知らないこの気持ちは、果たして落ち着けることができるのだろうか。
できるかな…
ねぇ、できるかな…
できてしまうのかな…
ひなたで待っても仕方ないのかな。明日に向かうことできるかな。
あぁ、
生まれてきてくれてありがとう。
最後にもう一度、御冥福を御祈りする。
WHY@DOLLのMagic Motion No.5って超エモいよな
℃-ute解散まであと5日
努力は必ず報われるとは限らない。だが、成功している人は努力している。
これは、大好きなアイドルSUPER☆GiRLSの内村莉彩ちゃんの座右の銘だ。本人曰はく、ベートーヴェンの名言らしい。
この座右の銘を、彼女はスパガ(SUPER☆GiRLSの愛称)に加入した時(2014年)からずっと変えられていない。恐らく、アイドルを始めてからずっと。きっと、この言葉の本質をアイドル活動のみで発散させるつもりじゃないと考えているのだろうが。
また、同期浅川さんの尊敬する高橋みなみ元AKB48総監督の「努力は必ず報われる」という言葉は関与していないと思われる。
彼女がこの言葉を信じ続けていつか本当に花盛りの道を歩けるようにスパガ運営はもっともっと頑張ってください。
僕たちは、なぜ総てのアイドルの夢を叶えることができないのだろう。
なぜ、小学6年だったアイドルに「必ず報われるとは限らない」なんて、漢文的な部分否定で物事を悟らせないといけないのだろう。
答えの一つにあること。
アイドルというものには、賞味期限があることだ。
賢いアイドルは賞味期限が切れるまでに卒業していくし、賞味期限が切れったって獲得したファンが完全に絶えるわけじゃないから、気にしないでいれる子もいる。なんらかの事情で賞味期間を迎えずに卒業せえざるを得なかったアイドルもいることだろう。
あと5日でグループとして息絶える℃-ute。このグループの賞味期限はいつだったか。
世間の目に一番触れていたのは、「きらりん☆レボリューション」のアニメ版に突如現れたひかるちゃんのいるグループだった頃か。
一番必死だったのは、メンバーが気づけば5人になり、なんだか苦しそうながら我武者羅にやってた頃か。
はたまた、ライブNo.1アイドルと呼ばれるようになり、セクシーでタイトな衣装と振付が増えた頃か。
それとも、℃-uteとしての醍醐味は、Berryz工房が無期限活動停止を迎え、ハロプロの最年長グループになってからか。
今日思い浮かべると、なんだか、どの瞬間の矢島舞美も、中島早貴も、鈴木愛理も、岡井千聖も、萩原舞も、一寸先の夜明けが目の前にあるように瞳をキラキラさせていた。
℃-uteの印象といえば、ステージからちょっと斜め上の客席をめがけ、ハンドマイクを強く握っているような。あの、5人の姿は兎にも角にもあと5日で見納め。
5日後、様々なことを乗り越えた彼女たちだから、「全部やり切ったよ、ありがとう」と、言うのだろう。多分心から、そう思う瞬間が少なくとも満員のアリーナにはあるだろう。
しかし、みんな、全盛期のモーニング娘。を見て、アイドルになろうとした。
努力すれば、どこかで救われて、テレビに出られまっくって、CDが毎回飛ぶように売れ、大きなドームを毎度毎度満席にする。それが、きっと、見合ったサクセスだったに違いない。
今の日本にはアイドルが溢れすぎていてどうしても人気が分散するから、ほんとうの実力でそれを全部手にできているアイドルなんていないのも現実で。
十何世紀のヨーロッパの芸術家のように彼女たちが寿命を迎えてから評価されるのも悲しすぎる。その時、「℃-ute」の発音はちゃんと伝わるだろうか。
僕たちは、なぜ総てのアイドルの夢を叶えることができないのだろう。